東京都内は朝から曇っていたので機内からの眺めは期待していなかったが、富士山上空に行くと雲も切れてきて、青い空を背にして雪を被った富士山がとても美しく朝日に輝いていた。
東側半分は5合目あたりから下は雲に覆われて見えないが、それより上の部分と西側とはくっきりときれいに見えて、雪を戴いた富士山の白い色が、青空と裾野に広がる枯れ野の茶色を背景にして美しい。デジカメを持ってこなかったことを悔いた。
明治時代に日本を訪れ、関東から北陸、さらには北海道まで、女性としては大胆な旅行をして当時の日本人や社会のありようを褒め讃えてくれたイザベラ・バードも、東京湾からの富士山の眺めを絶賛していたことを思い出した。
やっぱり富士山は日本の象徴だ。