銀座で夕飯
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接待やらなんやらで、月に何度か銀座や赤坂界隈で夕食をとることがある。
当然仕事だから身銭では行けない店や料理をとるけれど、そういう時の料理を心底美味しいと思ったことは一度もない。
その筋では有名な店や料理なのだけれど、ツーリングに行って昼食に食べるキムチ入りラーメンの方が格段に美味しいと思うのはなぜだろう。
もともと美食家ではないので、それほど舌が肥えている訳ではなく、従って美味しい料理の微妙な味が理解出来ないのだと言ってしまえばそれまでだけれど、それだけではないような気がする。
料理の味は極めて精神的なもののような気がする。
だから、家で家族と食べる家内の手作りの料理や、ツーリングの昼食に皆で一緒に食べるラーメンの方が精神的にずっと奥が深く、従って気持ちが入って美味しいのだろう。
これからもそういう時間を大切にしていきたい。