2008年 04月 08日
「工場に生きる人びと」
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1982年に出版された「工場に生きる人びと」という本の中で、著者の中村章氏は次のような意味のことを書いている。
「企業組織の中で年功序列が崩れてきているが、中高年層=年配者を適応能力が低いからと言って当然のように冷や飯食い扱いにすることが、今日の職場のモラルや若年層の人格形成上、重大な悪影響を及ぼしているのではないか。
少なくとも先輩あるいは目上の人に一歩譲り、相手の立場に立って物を考える気風は職場に限らず、社会で最も基本的なモラルなのではないか。
人口の高齢化が急速に進んでいく今日の社会で、こうしたモラルの低下は、世代が一回りしたところで、現在の若者に対して必ず大きな「つけ」を回してくるはずである。」
これが1982年と言う、今から四半世紀も前に書かれた書物で、当時まだ35歳(推定)であった著者の中村章氏が書いていることである。何という卓見だろう。
「企業組織の中で年功序列が崩れてきているが、中高年層=年配者を適応能力が低いからと言って当然のように冷や飯食い扱いにすることが、今日の職場のモラルや若年層の人格形成上、重大な悪影響を及ぼしているのではないか。
少なくとも先輩あるいは目上の人に一歩譲り、相手の立場に立って物を考える気風は職場に限らず、社会で最も基本的なモラルなのではないか。
人口の高齢化が急速に進んでいく今日の社会で、こうしたモラルの低下は、世代が一回りしたところで、現在の若者に対して必ず大きな「つけ」を回してくるはずである。」
これが1982年と言う、今から四半世紀も前に書かれた書物で、当時まだ35歳(推定)であった著者の中村章氏が書いていることである。何という卓見だろう。
by mtbiker
| 2008-04-08 21:26
| 書籍・CD
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