2005年 09月 04日
自転車の種類について
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昨日の権現山ツーリングでは、僕を含めて4名で行ったが、そのうちの2名はフルサス・バイクだった。
僕以外の3人は王滝村でのマウンテンバイクのレースに出るような人達なので大丈夫だとは思ったけれど、それにしてもあの2時間の押しや担ぎをよくフルサスで登ったもんだと感心した。
登りでは相当バテていた様子だったけれど。
でも、このことで、以前は僕もMTBが嫌いだった頃のことを思い出した。
ランドナーでのツーリングの経験が長かったので、MTBはスタイルも無骨だし、あのタイヤの太さやフレームの形が全くナンセンスだと以前は大分長い間思っていた。
シマノの会長さんが日経新聞に連載していた「私の履歴書」のなかで、確か「自然の中で、自然の風を感じ、自然と遊ぶMTBのカルチャーはアメリカで発生したが、日本では結局定着しなかった。」という意味のことを書いていたと記憶している。
「MTBのカルチャーが定着しなかった」理由には日本のマスコミも責任があると思う。
僕自身、自分でMTBを使って実際に初めて山で遊んだ時までは、MTBの本当の楽しさが分からなかった。
以前はMTBとは言っても、サイクリングのコースを紹介したサイクリング・ブックの類や、雑誌でも、マスコミでのMTBのイメージは山の中で遊ぶというよりもサイクリング・ロードを走ったり、林道を走ったり、あるいは山道とは言ってもせいぜい走りやすい山道でMTBを走らせるというイメージしかなかったと思う。
部数を販売するために、初心者向けのコースを紹介してお茶を濁すというものが殆どだったと思う。
でも、それがMTBに関しての間違ったイメージを定着させ、ひいては僕のようなMTB嫌いを作り出していたような気がする。
ランドナーの経験が長い者から見たら、余程のダートでも1・3/8またはせいぜい1・1/2のタイヤで充分走れるし、その方がずっと走りも軽いことは良く知っている。だから太いタイヤを履いたMTBでそうしたコースを走る写真がマスコミなどで紹介されているのを見ると、不思議に感じていた。
知らない人はそうしたイメージに誘われてMTBを購入し、そうした「初心者コース」を走ってみて走りが重いだけなのにがっかりしてしまう。
MTBのあの太いタイヤやフレームの形は、余程の山道や山の急斜面を走ってみて初めて意味のあることが分かるものだ。
そうした本当のことを伝えていかずに、マスコミが「初心者向け」という理由で、太いタイヤのMTBでそうしたコースを走らせてお茶を濁すことは間違ったイメージをふりまくことになってしまう。
フルサス・バイクでの権現山ツーリングを楽しむ友人を見ながら、そんなことを考えた。
僕以外の3人は王滝村でのマウンテンバイクのレースに出るような人達なので大丈夫だとは思ったけれど、それにしてもあの2時間の押しや担ぎをよくフルサスで登ったもんだと感心した。
登りでは相当バテていた様子だったけれど。
でも、このことで、以前は僕もMTBが嫌いだった頃のことを思い出した。
ランドナーでのツーリングの経験が長かったので、MTBはスタイルも無骨だし、あのタイヤの太さやフレームの形が全くナンセンスだと以前は大分長い間思っていた。
シマノの会長さんが日経新聞に連載していた「私の履歴書」のなかで、確か「自然の中で、自然の風を感じ、自然と遊ぶMTBのカルチャーはアメリカで発生したが、日本では結局定着しなかった。」という意味のことを書いていたと記憶している。
「MTBのカルチャーが定着しなかった」理由には日本のマスコミも責任があると思う。
僕自身、自分でMTBを使って実際に初めて山で遊んだ時までは、MTBの本当の楽しさが分からなかった。
以前はMTBとは言っても、サイクリングのコースを紹介したサイクリング・ブックの類や、雑誌でも、マスコミでのMTBのイメージは山の中で遊ぶというよりもサイクリング・ロードを走ったり、林道を走ったり、あるいは山道とは言ってもせいぜい走りやすい山道でMTBを走らせるというイメージしかなかったと思う。
部数を販売するために、初心者向けのコースを紹介してお茶を濁すというものが殆どだったと思う。
でも、それがMTBに関しての間違ったイメージを定着させ、ひいては僕のようなMTB嫌いを作り出していたような気がする。
ランドナーの経験が長い者から見たら、余程のダートでも1・3/8またはせいぜい1・1/2のタイヤで充分走れるし、その方がずっと走りも軽いことは良く知っている。だから太いタイヤを履いたMTBでそうしたコースを走る写真がマスコミなどで紹介されているのを見ると、不思議に感じていた。
知らない人はそうしたイメージに誘われてMTBを購入し、そうした「初心者コース」を走ってみて走りが重いだけなのにがっかりしてしまう。
MTBのあの太いタイヤやフレームの形は、余程の山道や山の急斜面を走ってみて初めて意味のあることが分かるものだ。
そうした本当のことを伝えていかずに、マスコミが「初心者向け」という理由で、太いタイヤのMTBでそうしたコースを走らせてお茶を濁すことは間違ったイメージをふりまくことになってしまう。
フルサス・バイクでの権現山ツーリングを楽しむ友人を見ながら、そんなことを考えた。
by mtbiker
| 2005-09-04 11:19
| 自転車(MTB)
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