2009年 12月 05日
自転車(ランドナー)で八王子の林道をハシゴする
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2週間前の3連休、よく晴れた最終日、八王子の林道を自転車(ランドナー)でハシゴした。
小津林道⇒醍醐林道⇒和田林道⇒滝ノ沢林道⇒小下沢林道
完全なダートの林道は後半の二つの林道で、最初の3つは舗装の林道。
小津林道は、小津の集落のはずれから入山峠方向へ向かって延びる林道で、最後の数百メートルは正確には高沢林道と名前を変えてダートの林道となっている。
小津の集落は、陣馬・高尾山系と奥多摩山系とに挟まれて流れる小津川に沿った集落で、最奥部に位置する集落らしく、のどかな里山に囲まれた里という雰囲気がいっぱいだ。
集落の入り口近くにあるロータリー。昔ながらのロータリーだ。
少し進むと熊野神社が厳かな雰囲気で建っている。こんもりと茂った木立ちの中に能舞台まで建てられている。今日一日のサイクリングの無事を祈ってお参りをしていく。
小津川に沿った道はヒンヤリとした冷気が気持ち良い。自転車(ランドナー)でこうした鄙びた里を走るというのは、MTBで山の中を走るのとは一味違った味わいがあって面白い。
暫く走ると再びロータリーが現れる。
このロータリーを右へ、小津集落の奥に進んでいくと、道は自然と小津林道となる。文字通り林業のための道らしい。乾燥木材の工場などが何軒か林道に沿って並んでいる。
やがて未舗装となるが、これは高沢林道と名付けられた別の林道。これも数百メートルで行き止まりとなる。
国土地理院の地形図では、ここから先、入山峠まで点線の登山道が書かれているのだが、殆ど廃道状態。今日もここで引き返す。
再び小津林道。小津川に沿った里の道を下って先程のロータリーまで戻り、今度はロータリーを左方向、陣馬方面へと進む。
ゆるい上り坂に沿って何軒かの家が建ち並ぶ。次第に勾配を増して、切り通しとなったピークを越えると急に視界が開け、陣馬街道(案下道)に沿った村が一望の下に見渡せる。自転車(ランドナー)での旅の楽しさを実感する。ちなみに、今越えて来た峠は、地図には名前がないが、力石峠というらしい。
陣馬街道に出て右折し、1㎞ほど北浅川に沿って走ると夕焼け小焼けの里に出る。僕はいつもここでトイレ休憩をとることにしている。
最近は自転車ブームのせいか、ここで休んでいると同好の士を多く見かけるようになった。自転車好きが増えることは良いことだ。皆ロードレーサーでカラフルなコスチュームに身を包んでいる。
休憩後、再び走りだす。多くのサイクリストは和田峠方向へと左折して行くが、僕は醍醐林道を目指して直進。途中、道の脇に水場があるので水筒に水を足していく。
やがて右側に入山峠へと続く盆堀林道の入口が現れるが、更に直進していくとやがてゲートが現れる。
醍醐林道の入り口はチェーンで閉鎖されていることが多く、車が入ってこないので静かな走りが楽しめる。
和田峠に至る二つの林道で、和田林道と醍醐林道と、どちらが好きかと聞かれれば醍醐林道だ。和田林道が針葉樹林の中の暗い道が続くのに対し、醍醐林道では樹相が幅広い。この季節には紅葉も楽しめる。
道は落石や落ち葉などで荒れているものの、和田林道よりも自動車は勿論のこと、誰とも行き会うことがない日もあるくらいに、歩く人や自転車も少なく、僕の大好きな林道の一つだ。
醍醐林道のピークは和田峠よりも標高にして50m程高く、小休止した後、下り坂となり最後はダートとなって和田峠にひょっこりと出る。
和田峠は最近ではロードバイクを楽しむ人達のメッカといった趣がある。八王子側からも藤野側からも次々と上ってくる。皆カラフルなコスチュームに最新の機材で、僕のようなオールド・スタイルのサイクリストは肩身が狭いくらいだ。
ここ最近の和田峠はそうした人達も多く落ち着かないので、小休止の後、そそくさと和田林道を八王子側へと下る。
相変わらず長閑な雰囲気の恩方村をほぼ抜け、恩方中学校を過ぎて松竹橋の信号を右折。滝ノ沢林道を目指す。
住宅地と製材所らしき作業場などを抜けた突き当たりに滝ノ沢国有林の看板と閉鎖されたゲートが現れる。
石ころだらけの自転車にとっては走りにくいダートだ。道幅は自動車でも充分走れる広さがある立派な林道だ。勾配はそれ程ではないが、石ころだらけで走りにくい。まるで日光の裏男体、志津小屋から富士見峠までのダートのようだ。もっとも、標高はこちらの方がずっと低いので、木や草はこちらの方が豊かだが。
かれこれ登ること30分ほどで小下沢林道側への降り口のある狐塚峠に至る。
狐塚峠から小下沢林道に下る道は、MTBならば乗車しても下れるかもしれないという程度のつづら折れ。今日は1 3/8のタイヤのランドナーなので慎重に押しながら歩く。歩いても高々15分の下りだ。あっという間に小下沢林道に降り立つ。
降り立った地点は以前には八王子市営のキャンプ場があった場所で、小広い広場状になっている。景信山からザリクボと呼ばれる沢沿いに下りてくる登山道の入口もある。今日も景信山から下ってきたグループに遭遇した。
小下沢林道はいつものように静かでなだらかなダートが続き、走りやすい。今日もゆっくりと走って、裏高尾、小仏関所跡と至る旧甲州街道を走り、国道20号から浅川サイクリング・ロードと走って帰宅した。
八王子の林道を何本か繋いで走った、充実した一日だった。
小津林道⇒醍醐林道⇒和田林道⇒滝ノ沢林道⇒小下沢林道
完全なダートの林道は後半の二つの林道で、最初の3つは舗装の林道。
小津林道は、小津の集落のはずれから入山峠方向へ向かって延びる林道で、最後の数百メートルは正確には高沢林道と名前を変えてダートの林道となっている。
小津の集落は、陣馬・高尾山系と奥多摩山系とに挟まれて流れる小津川に沿った集落で、最奥部に位置する集落らしく、のどかな里山に囲まれた里という雰囲気がいっぱいだ。
集落の入り口近くにあるロータリー。昔ながらのロータリーだ。
少し進むと熊野神社が厳かな雰囲気で建っている。こんもりと茂った木立ちの中に能舞台まで建てられている。今日一日のサイクリングの無事を祈ってお参りをしていく。
小津川に沿った道はヒンヤリとした冷気が気持ち良い。自転車(ランドナー)でこうした鄙びた里を走るというのは、MTBで山の中を走るのとは一味違った味わいがあって面白い。
暫く走ると再びロータリーが現れる。
このロータリーを右へ、小津集落の奥に進んでいくと、道は自然と小津林道となる。文字通り林業のための道らしい。乾燥木材の工場などが何軒か林道に沿って並んでいる。
やがて未舗装となるが、これは高沢林道と名付けられた別の林道。これも数百メートルで行き止まりとなる。
国土地理院の地形図では、ここから先、入山峠まで点線の登山道が書かれているのだが、殆ど廃道状態。今日もここで引き返す。
再び小津林道。小津川に沿った里の道を下って先程のロータリーまで戻り、今度はロータリーを左方向、陣馬方面へと進む。
ゆるい上り坂に沿って何軒かの家が建ち並ぶ。次第に勾配を増して、切り通しとなったピークを越えると急に視界が開け、陣馬街道(案下道)に沿った村が一望の下に見渡せる。自転車(ランドナー)での旅の楽しさを実感する。ちなみに、今越えて来た峠は、地図には名前がないが、力石峠というらしい。
陣馬街道に出て右折し、1㎞ほど北浅川に沿って走ると夕焼け小焼けの里に出る。僕はいつもここでトイレ休憩をとることにしている。
最近は自転車ブームのせいか、ここで休んでいると同好の士を多く見かけるようになった。自転車好きが増えることは良いことだ。皆ロードレーサーでカラフルなコスチュームに身を包んでいる。
休憩後、再び走りだす。多くのサイクリストは和田峠方向へと左折して行くが、僕は醍醐林道を目指して直進。途中、道の脇に水場があるので水筒に水を足していく。
やがて右側に入山峠へと続く盆堀林道の入口が現れるが、更に直進していくとやがてゲートが現れる。
醍醐林道の入り口はチェーンで閉鎖されていることが多く、車が入ってこないので静かな走りが楽しめる。
和田峠に至る二つの林道で、和田林道と醍醐林道と、どちらが好きかと聞かれれば醍醐林道だ。和田林道が針葉樹林の中の暗い道が続くのに対し、醍醐林道では樹相が幅広い。この季節には紅葉も楽しめる。
道は落石や落ち葉などで荒れているものの、和田林道よりも自動車は勿論のこと、誰とも行き会うことがない日もあるくらいに、歩く人や自転車も少なく、僕の大好きな林道の一つだ。
醍醐林道のピークは和田峠よりも標高にして50m程高く、小休止した後、下り坂となり最後はダートとなって和田峠にひょっこりと出る。
和田峠は最近ではロードバイクを楽しむ人達のメッカといった趣がある。八王子側からも藤野側からも次々と上ってくる。皆カラフルなコスチュームに最新の機材で、僕のようなオールド・スタイルのサイクリストは肩身が狭いくらいだ。
ここ最近の和田峠はそうした人達も多く落ち着かないので、小休止の後、そそくさと和田林道を八王子側へと下る。
相変わらず長閑な雰囲気の恩方村をほぼ抜け、恩方中学校を過ぎて松竹橋の信号を右折。滝ノ沢林道を目指す。
住宅地と製材所らしき作業場などを抜けた突き当たりに滝ノ沢国有林の看板と閉鎖されたゲートが現れる。
石ころだらけの自転車にとっては走りにくいダートだ。道幅は自動車でも充分走れる広さがある立派な林道だ。勾配はそれ程ではないが、石ころだらけで走りにくい。まるで日光の裏男体、志津小屋から富士見峠までのダートのようだ。もっとも、標高はこちらの方がずっと低いので、木や草はこちらの方が豊かだが。
かれこれ登ること30分ほどで小下沢林道側への降り口のある狐塚峠に至る。
狐塚峠から小下沢林道に下る道は、MTBならば乗車しても下れるかもしれないという程度のつづら折れ。今日は1 3/8のタイヤのランドナーなので慎重に押しながら歩く。歩いても高々15分の下りだ。あっという間に小下沢林道に降り立つ。
降り立った地点は以前には八王子市営のキャンプ場があった場所で、小広い広場状になっている。景信山からザリクボと呼ばれる沢沿いに下りてくる登山道の入口もある。今日も景信山から下ってきたグループに遭遇した。
小下沢林道はいつものように静かでなだらかなダートが続き、走りやすい。今日もゆっくりと走って、裏高尾、小仏関所跡と至る旧甲州街道を走り、国道20号から浅川サイクリング・ロードと走って帰宅した。
八王子の林道を何本か繋いで走った、充実した一日だった。
by mtbiker
| 2009-12-05 16:23
| 高尾・陣馬山
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